南スーダン:木の下での暮らし、数千人が水・食料・避難場所を求めて
南スーダン
2017.06.28
戦闘の影響により、数カ月の間に何万もの人たちが南スーダン上ナイル州の自宅から逃げ出しています。
故郷にすべてを残し、その場しのぎの不十分な避難場所に住まなければならなくなることは、一部の人たちにおいては二度目、ないしは三度目の経験です。雨季になれば人々は厳しい気象条件にさらされるため、状況がさらに悪化する可能性があります。
上ナイル地方で紛争が激化するにつれ、何万人もの住民が強制移動させられ、現在はアブロク(Aburoc)村で暮らしています ©Alyona Synenko/ICRC
突然、家から避難せざるを得なくなった状況は、家族たちを木の下での生活においやります。食料や水といった最も基礎的なニーズも満たされていません ©Alyona Synenko/ICRC
大規模な強制移動は、アブロク村に住む人たちの数を一気に増やしました。これに伴い、水などの資源への負荷も高まっています ©Alyona Synenko/ICRC
アブロク村に住む人たちは、一人あたり、1日を1リットルの水でをしのがなくてはなりません ©Alyona Synenko/ICRC
手に入る水の水質は悪く、伝染病などを引き起こす可能性があります ©Alyona Synenko/ICRC
数万人に対して、機能している手押しポンプは3つしかありません ©Alyona Synenko/ICRC
手動ポンプの横に広がる、泥の水溜りから水を飲む牛。南スーダンの人々にとって、家畜の牛は生き残るために欠かせない存在です ©Alyona Synenko/ICRC
水質の悪さと水不足は、水を媒介する感染症疾患の増加につながっています ©Alyona Synenko/ICRC