赤十字×国境なき医師団 「混迷のアフガニスタンを語る」/イベントのお知らせ
報道関係各位
来る4月8日(金)、赤十字国際委員会(ICRC)は、国境なき医師団と共に「混迷のアフガニスタンを語る」と題して、日本記者クラブにてパネルディスカッションを行います。
頻発する戦闘やテロで治安悪化に拍車がかかり、ISの影響や脅威も報じられるなど、和平への道筋が一向に見えないアフガニスタン。
昨年10月には北部クンドゥズで国境なき医師団の病院が空爆を受けて42人が死亡するなど、国際人道法上攻撃の対象にしてはならない医療施設やスタッフ、人道支援者にも被害が及んでいます。
戦争のルールを無視した戦闘行為が世界各地で横行しているとして、ICRCは事件後、国連と一緒に初の共同警告を発しました(共同警告はこちら)。
ディスカッションでは、ICRCアフガニスタン代表部の首席代表ジャン-ニコラ マルティと、国境なき医師団日本の元会長、井田覚(いだ・さとる)氏がパネリストとして登壇。「戦争とはいえ、やりたい放題は許されない」として、混迷深まるアフガニスタンに焦点を当てます。
現在もクンドゥズにおける任務に就く井田氏は、空爆を受けた後の組織の対応や国際社会の議論を総括しながら、一般市民の犠牲が絶えないアフガニスタンの最新情勢について言及します。マルティは、人道支援を行う上で欠かせない全紛争当事者との対話や、収容所の訪問、住民の生活自立支援など、同国での多岐にわたる活動を紹介した上で、「Health Care in Danger (危機に直面する医療現場) プロジェクト」について語ります。これまで、ICRCのアフガニスタン医療事業に複数回派遣された経験を持つ、日本赤十字社の伊藤明子看護師もスカイプ参加します。
会場では質疑応答の時間も設けますので、皆様には奮ってご参加いただければ幸いです。
なお、パネルディスカッション後は、ささやかながら飲食込みの懇親会を階下で別途開催しますので、こちらも是非足をお運びください。
記
日 時: 2016年4月8日 (金) 18:00-19:30
場 所: 日本記者クラブ 9階会見場 (〒100-0011 東京都千代田区内幸町2丁目2-1)
※懇親会は、9階大会議室にて19:30より開始
参加費: 無料
お申込: 事前申込制/4月6日(水)締切
事前にメールにてお申し込みください:tok_com@icrc.org
ご質問やお問い合わせも、こちらにお寄せ下さい。
主 催: 赤十字国際委員会(ICRC)
協 力: 国境なき医師団日本、日本記者クラブ
【登壇者】
井田 覚氏/国境なき医師団日本 元会長
ジャン-ニコラ マルティ/ICRCアフガニスタン首席代表
【スカイプ参加】
伊藤 明子/名古屋第二赤十字病院 国際医療救援部副部長兼看護副部長
【司会進行役】
土生 修一氏/日本記者クラブ事務局長
※日英同時通訳付き
関連資料
井田氏略歴
マルティ略歴
クンドゥズの病院空爆問題における最新の動きはこちら。
ICRC駐日事務所HP内のアフガニスタン特設サイトはこちら。
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