中東:戦闘の緩和と民間人保護が急務
中東
2024.09.03
戦闘行為が急増する中東地域各地では、暴力の連鎖が全面的な地域紛争へと発展することが危惧されています。
イスラエルとパレスチナ被占領地、レバノン南部、イエメンで一連の大規模な攻撃が発生し、民間人の生活は破壊され、毎日のように民間人の死傷者が発生しています。
赤十字国際委員会(ICRC)は、すべての紛争当事者と国社会全体に対して武力紛争の鎮静化と民間人の保護を緊急要請しています。
国際人道法(IHL)は、民間人の生命と尊厳を守るための保護を紛争当事者に義務付けています。すべての紛争当事者は、国際人道法に基づく義務を尊重しなければならず、ICRCはすべての関係者に、敵対行為が民間人に与える影響を抑えるための具体的な措置をとるよう求めます。私たちは国際社会に対し、このような憂慮すべき暴力の連鎖が全面的な地域紛争に発展するのを防ぐため、あらゆる手段を講じるよう求めます。
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