スーダン:再び歩けるようなるための支援
赤十字国際員会(ICRC)はスーダンの国立義肢装具機構(National Authority of Prosthetics and Orthotics, NAPO)が運営しているセンターや首都のハルツームにある子どものための身体リハビリテーション施設を技術・物資の両面で支援しています。障がいを負った人々に提供される様々なサービスの質を向上させ、アクセスがしやすくなるようにすることが目的です。
武力紛争に巻き込まれて障がいを負った人々を支援するために始まった身体リハビリテーション・プログラム。現在では、糖尿病やマズラ足、交通事故の被害者も支援を求めてNAPOを訪れます。私たちは1990年からスーダンで身体リハビリテーションの支援を行っています。
工房で人工の手足を組み立てる技師。「ここで働いて24年になります。工房は私の生活の一部です」と話します©Mohamed Nureldin/ICRC
新しい義足ができるまで、松葉づえを使って歩く男性 ©Mohamed Nureldin/ICRC
骨に腫瘍があり、治療の効果が得られなかった女性。医者は脚を切断するという決断をせざるをえませんでした。手術から一年も経たずに、歩行訓練に取り組んでいます©Mohamed Nureldin/ICRC
高齢者に義足について説明するICRCの理学療法士©Mohamed Nureldin/ICRC
リハビリテーションで一番難しいのは、身体の一部を失ったということを受け入れることです。男性は義足をつけることに難色を示していますが、これは一般的な反応です。ICRCの理学療法士が、トレーニングをすれば、これまでとほとんど変わらない生活が送れるようになると説明します©Mohamed Nureldin/ICRC
トレーニングの初日に義足の固定方法を患者に教えるICRCの理学療法士。トレーニングの前半は、障がいを負った人々が自信を取り戻し、義足に慣れてもらうことに注力します ©Mohamed Nureldin/ICRC
理学療法のトレーニングの合間に休憩を取る男性©Mohamed Nureldin/ICRC
年配の男性は糖尿病で、若者はイエメンでの紛争中に脚を失いました©Mohamed Nureldin/ICRC
義足の工房で熱心に働く技師 ©Mohamed Nureldin/ICRC
母国イエメンでの紛争で脚を失った男性。再び歩けるようになって、家族のもとに戻ることを楽しみにしています ©Mohamed Nureldin/ICRC
新しい義足で歩行訓練に励む男性。バランスのとり方や体重移動を身につけ、耐久力を養います ©Mohamed Nureldin/ICRC
義足で歩行訓練をする少女。崩れかけた家の壁が崩壊し、下敷きになってしまいました©Mohamed Nureldin/ICRC